ハイジのログハウスから鹿の湯までは車で16分ほどの距離。
直接鹿の湯の駐車場まで行ってもいいのですが、那須高原観光案内センター前(那須高原観光案内センター
〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本182
0287-76-2763
https://goo.gl/maps/xCUeYJhbqd22)
の駐車場に停めて、お土産や食事後に鹿の湯まで歩いて下りる(徒歩5分)のも風情があります。


駐車場から、この案内板に沿って階段を下ります。
もう既にこの一帯に来ると温泉の硫黄の香りに包み込まれます。
階段を下りると湯の採取場があり、橋が掛かったその先に鹿の湯が!



鹿の湯の由来は、鹿狩りをしていたら、仕留め損ねて、傷を負った鹿を追い掛けて行ったら、その鹿が温泉に浸かって傷を癒やしていたそう。
そこから鹿の湯と名付けられたそうです。
さて、この鹿の湯。
由緒正しき温泉とあって、本気で純粋に温泉を楽しみたい、温泉ストイックな人の為の温泉です。
よって、シャンプーや石鹸は使用禁止!
髪や身体は100%源泉の温泉で流すだけ。
ちなみに、源泉100%ですが、そのままだと熱すぎて死にます。
しかし、水で薄めて冷やすと100%では無くなります。
だから、パイプに通っている温泉を冷水で冷やすことで、源泉100%を保ちつつ温度を下げるのです。
なるほどー!
中はこんな感じ。(HPより)

温度の違う浴槽が6つあります。
温度は手前が低く41度。
一番奥の最高温度は48度。
えっ?48度?
ダチョウ倶楽部が熱湯風呂で入るぐらいの熱さです。
僕も挑戦してみました。
まず41度から。これは普段入っている温度なので気持ちいい!
でも幼児には熱いので、基本小さなお子さんは止めた方が良いでしょう。
温度は少しづつ上がります。
身体が慣れてきたら温度を上げます。
次の浴槽は43度。
ここまではなんとか気持ちいいレベル。
お湯に慣れたら45度に挑戦!
うー、熱い!
手先、足先がジンジンとします。
さぁ、次は46度!!!
ここには、温泉の常連さんが主のように鎮座しています。
大きなしゃもじ見たいなお湯を混ぜる板で、掻き混ぜています。
「上の部分ばかりが熱くなるからかき混ぜないとな」
そういって掻き混ぜて熱さを均等にしてから、常連さんはゆっくりとお湯に入っていきます。
「おー、全然ぬるいよなぁ」
「あー、ぬるいねぇ」
うそ?まじで?
やっぱり主は違う。
そろそろ意を決して46度のお湯に入ろうと湯船に近づくと・・・
「こっちにはいりな」
主がスペースを開けて誘導してくれました。
まずは、足先からゆっくり入るが、もう既に熱い!
「あつっ!熱くないですか?」
「入れば大丈夫だよ」
主がそういうならと、思い切って身体を湯船に沈めます。
「うぉーー!これが46度のお湯!芯まで煮え立ちそう!」
そうすると主からのアドバイス。
「首まで浸かると持たないから半身浴で入るといいよ」
「なるほど!」
言われた通りに腰まで浸かり、上半身は出しているけど、3分ぐらい耐えたでしょうか?もしかしたら、実際はもっと短かったかもしれません。
「いやー、もう限界です!あっちぃー!」
と、耐えきれなくなって湯船からザバーンと上がると
「こらこら、波を立ててあがっちゃいかんよ!マナー違反!」と注意されました。
お湯の温度が高いため、波を立てると湯船に入っている人に熱い波が押し寄せ、体感温度が上がってしまうということ。
たしかに、我慢して入ってる所に、熱い波を受けたらたまりません。
「あっ、すいません。もう耐えられなくて」
この上には、まだ48度の湯船もありますが、さすがに諦めました。
手だけつけてみましたが、「あじっ!」と、声を上げるだけ。
「こんなお湯入るのバカじゃねぇか!」と、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんも怒る熱さです。
僕がいた30分程の間には、入っている人はいませんでした。
ストイック温泉チャレンジャーの皆さんは、ぜひ、48度のお湯に挑戦してみて下さい!
上がってからも、汗が吹き出し、身体ポカポカでした。
那須の元祖温泉を純粋に楽しみたい温泉フリークの方は、ぜひお試しください!
http://www.shikanoyu.jp/s/