マイクロツーリズムが言われ始めたのは、コロナになってからです。
星野リゾートの星野さんもマイクロツーリズムを推奨する発言を様々なメディアでされていました。
https://www.hoshinoresorts.com/sp/microtourism/
しかし、田舎、1棟貸し、自然、東京2時間のマイクロツーリズムのキーワードは、コロナ以前から注目をしていました。
なぜか?
clubhouseアトリエ(那須)
田舎の持つ魅力、可能性とは?
僕自身、民泊を始める時に、最初から田舎に目を付けていました。
狙いは何か?
田舎は、今後人口が増えることはありません。
いくら田舎に移住を誘致しても、ごく一部の自治体で成果を出すかもしれませんが、多くの田舎は人口減、過疎化の波は止められません。
なぜなら、日本の人口そのものが減っていくのに、そもそも人口の減少傾向が止まらない田舎が増えるわけありません。
そこで、出て来るのは空き家問題です。
しかし、面白いことに世の中は受容と供給のバランスとアンバランスで成り立っています。
例えば、不動産価格が上がり続けるのは都市部のごく一部だけです。
それは都市部一極集中の中、供給より需要が多い為に価格が上がるということが起こります。
田舎は?
人口減で空き家になる数は多いけれど、その空き家を求めている人は少なく、供給過多で受容は無い為、価格は下がり続けます。
その一方、観光に目を向けると、老朽化した旅館やホテルは潰れます。
そもそも田舎の観光地も昔ほど盛り上がっていないですから、大手もわざわざ大きな投資をしてまで旅館やホテルを建てようと思いません。
そんな中、旅行者は大きく減るわけではないですから、旅行者の宿受容に対して、供給は少ないのです。
特に、コロナ前のインバウンド需要に置いて、インバウンドは政府としても増やす政策を取っていおり、外国人観光客も増えていたのですが、そこに対して、十分な宿の供給が無かったのです。
そこで、民泊を増やそうとなったのです。
ここで、受容と供給のアンバランスが生じます。
空き家は安くなっていて供給が方で受容は少ないけど、宿は共有は少なく需要は多い。
投資や商売は、こういった受容と供給のアンバランス、矛盾を突くことで上手くいきます。
だから、僕は、安くで売り出されている良質な別荘を購入し、それを宿として提供することを思い立ちました。
仕入れは安くて、需要は大きいのです。
そこに、田舎で民泊を始める醍醐味がありました。
民泊は既に東京や京都、大阪など、主要な観光都市で飽和状態でした。
需要も多いけど、供給も過多です。
コロナ前でそんな状態でしたから、僕はそういった都市部での民泊には全く興味を示しませんでした。
そこに、コロナがやってきました。
供給がそもそも過多な場所で需要が全くなくなったのです。
もう、これは悲惨としか言いようがありません。
僕も石垣島の物件も大赤字を出していますが、同じ原理です。
しかし、田舎の宿受容は落ちませんでした。
旅行に行けない人たちが、近場にある田舎の宿を求めたのです。
リビングから富士山が一望!コテージそらまど
1棟貸の魅力とは?
僕自身、コロナ前から自分の別荘が欲しくて初めて都留市にあるログハウスを買ったのが1棟目でした。
田舎でゆっくりしたいと思って買った別荘です。
ホテルでもなく、旅館でもなく、完全プライベートな空間でゆったりできるのが1棟貸の魅力です。
これは、僕だけでなく、他の人も同じじゃないかと思ったのです。
キャンプに行くのはちょっと苦手だけど、田舎でゆっくりしてばーばキューもしたい。
でも、寝るのはテントとか簡易的なベッドではなく、ちゃんとしたところで寝たい。
僕も実は、そう思っていました。
自分の家が落ち着くのは、完全なプライベート空間だからです。
旅館やホテルは、他の宿泊客と接触があったり、宿のスタッフの方の接触もあります。
もちろん、旅に出た時には、そういう交流も楽しみの一つですが、一方、誰にも合わずに、プライベート空間でゆっくりしたいというニーズもあると思いました。
だから、あえてペンションの様な部屋を複数のゲストに貸すのではなく、完全なプライベート空間になる1棟貸に目を付けました。
最初は別荘の1棟貸を9軒行い、10軒目で初めて廃業したペンションを改装して大型の1棟貸別荘にしました。
ペンションのような大きな建物も1つのグループで1棟丸々借りられるというのはなかなかないことですし、嬉しいものです。
バブル期やその後も人気があったペンションと言う形態が廃れていったのも、昔の様に共有スペースで旅で出会った人同士が語り合うなんてのも無くなって来たからでしょう。
自分たちの部屋はベッドがあるだけの小さな部屋です。
結局、その小さなプライベート空間だけが居場所になるので、時代と共に流行らなくなってきたのでしょう。
しかし、これも1棟貸のプライベート空間にすることで時代のニーズにマッチすることが出来ます。
1棟貸は料理は自炊になりますが、キャンプと違って広いキッチンでちゃんとした料理も作れますし、バーベキューだって皆でワイワイ言いながらできます。
お酒だって持ち込み可能ですから自由に楽しく飲めます。
こういう空間を人々は求めていたのです。
でも、そんな中コロナがやってきました。
コロナ禍で他人と接触したくない人、家族だけで旅行したい人、普段生活を共にしているもの同士であれば、家にいるのも、1棟貸の別荘民泊にいるのも同じです。
そういった事情もあり、コロナ禍でも田舎の1棟貸別荘は需要が減らなかったのです。
コロナが終わったら、大人数で飲んで食べてが再開すると思いますが、やはり周りの目は気になるものです。
そんな時に、元ペンションの1棟貸し大型貸別荘のニーズは高まっていくと思います。
コロナ禍で人との交流も無く、イベントも開催できず、集まりもありませんでした。
そんな時に、懇親の場として大型貸別荘は重宝されると思います。
35名定員のclubhouseアトリエ(那須)
自然が求められるのは都市一極集中だからこそ
僕は元々田舎や自然が大好きです。
湘南に住んでいる時は海を愛し、キャンプで山に行き、自然と触れ合うと心も豊かになります。
自然に対する需要は今後減ることは無いでしょう。
その一番の理由は、都市一極集中が進んでいくからです。
僕も、ずっと仕事は都市部でした。
都会で仕事をすることに憧れ、東京にも憧れて上京しました。
一方、都会の生活に慣れると、やはりその対極にある自然も求めたくなります。
田舎にいて、自然な場所に行きたい!とはなりません。
自然は身近にありますから。
今後、人口が減ればさらに都市部への一極集中が加速します。
それと同時に、田舎や自然は需要が増えるのです。
僕の別荘民泊に来るお客様も、ほぼほぼ関東圏や都市部に住んでいる方々です。
都市部に人が増えれば増えるほど、田舎のニーズ、自然のニーズは増えるのです。
この流れはコロナ後も間違いなく続くでしょう。
僕自身も、現在は都会と田舎の二拠点生活を実行しています。
銀座で仕事をした次の日に山梨県で畑を耕しているのです。
これ、自分自身もやっていてとても気持ちが良いです。
人は対極のものに惹かれます。
でも、じゃぁ、田舎に移住したいか?と言われると、中には本当に移住する人もいますが、ほとんどの人は、移住まではしたくないのです。
だから、旅行で、週末だけ田舎で楽しむというライフスタイルが生まれるのです。
ログハウスせせらぎ(山梨県都留市)
東京から車で2時間~2時間半の田舎が狙い目!
田舎と言っても、首都圏からのアクセスが良くないと需要はありません。
マイクロツーリズムで言われるのは東京から90分圏内です。
しかし、90分だとかなり範囲が限られます。
西に向かうと箱根や熱海。
東に向かうと栃木県宇都宮や日光ぐらいが限界でしょう。
軽井沢でも車だと2時間ぐらい掛かります。
90分だと田舎とは言えず、首都圏郊外の地方都市ぐらいになります。
車で移動することを考えると、やはり2時間~2時間半ぐらいは範囲になるでしょう。
僕が所有している那須、都留市は範囲に入ります。
伊豆の国市は東京からだと2時間半は掛かりますが、神奈川からだと2時間程度で、この辺りが限界と見ています。
距離で言うと150㎞程度でしょうか。
車で向かう場合は、頑張ればノンストップで行ける距離です。
また、渋滞した場合は更に時間が掛かりますが、それでも夜までには帰れる場所です。
今、若い世代は車を持っている人は少なく、田舎への移動はどうするのか?と思うかもしれません。
車は持っていなくても免許証は持っている人はまだまだ多いです。
2021年の新成人の免許保有率は51.3%です。
年々減少傾向にありますが、とは言え、新成人の時点で半分以上の方が免許を持っているので、その後取得する人も含めると運転免許証の保有率は高いです。
旅行に行く際にはレンタカーを借りていく方も多く、複数人数で出かけますから、誰かは免許を持っているということになります。
車を保有するよりも、レンタカーを借りて必要な時だけ使うという方が多いので、車でしか行けない場所であっても、旅行目的であれば大きな問題にはならないでしょう。
ただ、これがインバウンド需要を狙うとなると別です。
ちなみに那須はコロナ以前でもインバウンド需要は低く、外国人客が1割、9割が日本人、もしくは日本在住の外国人でした。
那須はまさに車で無いとアクセスできない所が外国人の観光客にはネックです。
一方、都留の別荘民泊はコロナ以前は4割が外国人客でした。
また、外国人客の場合は電車を乗り継いで来ることも多いです。
都留の別荘民泊は駅から車で5分と言う立地にあり、駅からタクシーで行く方が多かったです。
インバウンドを狙うのであれば、駅からタクシーで行ける範囲が狙い目です。
外国人の場合は、どんなに小さな駅でも多少歩いたとしても意外と平気です。
僕が山梨県の都留市に注目するのは、こういった条件も踏まえて大変良い場所だからです。
観光地も河口湖、山中湖、富士山と豊富で外国人にも人気です。
浅間神社と富士山
都留市は東京から80分という意外と近い田舎というのもお気に入りの理由です。
ちなみに、僕の会社は川崎市麻生区にありますが、府中インターを使って都留市まで行くと車でたった1時間ちょっとです。
これは自宅を出て都留市までの時間です。
普段、銀座でも電車に乗って仕事に向かいますが、銀座のオフィスまでは1時間15分くらい掛かりますから、銀座に行くより近いんです。
こういった、首都圏から近い田舎は非常に魅力的です。
僕は現在は川崎市と山梨県都留市の二拠点生活をしています。
都会と田舎の二拠点生活って大変じゃない?と思うかもしれませんが、車で1時間ちょっとの距離ですから、サラリーマン時代に毎日銀座に通っていたことを思うと、なんてことありません。
電車での移動1時間15分と、車で1時間ちょっとだと、車での移動の方が断然楽です。
だから、山梨県都留市との二拠点生活を始めたのです。
ログハウスkizuki(山梨県都留市)
マイクロツーリズムでお手軽に田舎生活を楽しもう!
このように、田舎と言えども、実は首都圏からもそんなに遠くは無く、気軽に遊びに行けるのです。
田舎に行ってみて下さい。
僕はコロナ禍でも自宅と別荘の往復をしていましたが、田舎に行くと正直言ってコロナの事を忘れられます。
ログハウス那須ハイグランド
森の中を散歩していても、人とすれ違うことは稀ですし、マスクは持っていますが、周りに人がいなければマスクだってする必要性がありません。
気持ちいい空気を思いっきり吸い込んで散歩ができます。
人混みの多い観光地に行かなくても自然の中で十分楽しめますし、リフレッシュできます。
なんなら宿から出なくてもバーベキューをしたり、家の中で大画面で映画を楽しんだりと、いくらでも遊べます。
コロナ禍に別荘民泊に泊まりに来ていただいたご家族からメッセージを頂きました。
「子どもが久々にはしゃぐ姿を見ました。あんなに笑顔になったのは久しぶりです!コロナで迷ったけど、家族で来て良かったです!」
本当にうれしいメッセージでした。
昔は自分の別荘を持つなんて超お金持ちしかできないことだと思っていました。
しかし、今はバブルの遺産である別荘は数百万円で売買されています。
少し頑張れば買える価格になっているのです。
もちろん、いきなり買うのはお勧めしません。
買ってしまうとなかなか売れませんので、買ってから違った!とならないように、まずは別荘民泊に泊まってその土地を楽しんでみて下さい。
一度住んでみないと分からないことは多々ありますし、季節によっても全く違います。
那須や蓼科は雪が良く降りますので冬の利用は要注意です。
一方、僕が愛する都留市は冬でも積雪はそれほどありません。
東京郊外と同じぐらいです。
そういった環境も都留市の良い所です。
現在、僕は自身の所有物件しか管理もしていませんが、都留市との二拠点生活を始めたきっかけで、都留市限定で他のオーナーの別荘民泊のプロデュースと管理も始めることにしました。
都留市で別荘民泊を始めたい方は、是非ご相談ください。
そして、まずは様々な別荘民泊に泊まって見て下さい!
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別荘民泊プロデューサー
羽田 徹(はだとおる)